特集記事 「かっぱち〜の W杯に初挑戦!」
     〜静岡で育ったクラウンコンビ
  秋の静岡の一大イベント・大道芸ワールドカップ in 静岡。
今年は静岡で活動するパフォーマーが7組参加する。
 その中で、今大会オフ部門初参加となる「かっぱち〜の」は、
地元の大道芸サークルで生まれ、大道芸W杯実行委員会主催の大道芸カレッジで
育った、女性二人組パフォーマーである。
今回は「かっぱち〜の」の二人〜にゃんことじょ^じにスポットをあてる。

 一昨年の秋、静岡市内で開催されていた大道芸W杯 in 静岡 2000.
にゃんこもじょーじも、友達に誘われて見に行った事がきっかけで、
大道芸の楽しさを知った。大会が終わっても興奮冷めやらない二人は、
静岡大道芸サークルWAPS(ワップス)の練習に参加するようになり、そこで知り合った。
 入会して間もなく、初パフォーマンスの機会が巡ってくる。
じょーじはサークル内イベントのクリスマスストリートに、同期のメンバーと、
「とりあえず何かやってみたかった」という思いから参加。
にゃんこはそれから後、ストリートミュージシャンの合同ライブに飛び入り参加、
という形で、サークルの他のメンバーと共に、ジャグリングを披露。
二人とも「また、やりたい」という気持ちを抱き、この頃から二人にとって
大道芸は、見る側だけでなく演じる側のものとして見え始めた。

 ★ 活動開始

 2001年の春。にゃんことじょーじはユニットを組む事になる。
きっかけは、ゴールデンウイークに鈴鹿サーキットで催される大道芸の
フェスティバルへの参加。最初は遊びに行くだけのつもりだったが、
飛び入りが可能という事を聞いて、二人「一緒にやろう」と声をそろえた。
 ユニット名は「じょーじが以前かっぱの衣装を着てパフォーマンスをしていた」
「コーヒーはまずいけどカプチーノはうまいね」などと話をしているうちに、
「かっぱち〜の」に決まった。こうして生まれたかっぱち〜のは、シガーボックスを
踊って操る芸だけを用意して、フェスティバルに飛び入り参加した。
こうして二人の「かっぱち〜の」としての活動が幕を上げた。

 夏になり、二人は静岡市民クラウンを養成する目的で毎年開かれる
大道芸カレッジへの参加を決める。にゃんこには以前からクラウンを学びたい、
という考えがあり、じょーじもまた鈴鹿の大会でパフォーマンスするクラウンの
姿を見て、興味をんもつようになっていた。

 こうして迎えた秋。大道芸と出会ってから一年。
二人はそろって、大道芸W杯に、クラウンとしての参加を果たした。
W灰と同時に開催されるSBSしずおかカップ2001 には、クラウン「かっぱち〜の」
として参加した。内容はストーリー性のあるドタバタ劇で、鈴鹿の大会の時とは
内容がまったく異なるものであった。

 ★ 次のステップへ

 そして2002年。「かっぱち〜の」は、W杯オフ部門への参加を果たす。
「拍手よりも笑い」を求める二人は、これまで学んできた事を全て
出し切るつもりで本大会に挑む。
 年を重ねるごとに着実にステップアップしてきた二人だが「かっぱち〜の」としての」
活動は、この大会を最後に休止する。ひとつの作品として、集大成として。

 今後、にゃんこは得意なバルーンだけで構成された芸、思い出に残る、
ほのぼのとしたパフォーマンスを目指す。
 じょーじは、まだ入り口しか見えていないクラウンを、もう一度勉強し直し、
演劇の方で、役者として新たな一歩を踏み出す。

 二人の挑戦は、まだ始まったばかりである。

                        文・あまる 2002年10月31日発行


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